慈光院(大和郡山市)
今回の奈良の旅で唯一、奈良時代とは関係ないスポット。江戸時代初期に茶道に造詣の深い殿様がお建てになったお寺である。お寺というよりは武家の別邸といった趣き。借景庭園の風景が江戸時代風だったらもっとよかった。
奈良時代ゆかりの史跡とくらべると、かなり和風。奈良時代は大陸や半島の色濃い文化の時代であったが、江戸時代まで下ると日本独自の文化が確立されたことを、肌身でわかる。
日本のどの時代の文化・美術も好きだが、わたしとしては現代に伝わる日本のイメージを確立した室町時代以降の「わび・さび」文化はとても心地よく、心が落ち着く。
抹茶とお菓子のおもてなしは拝観者すべてに提供される。すばらしい。
斑鳩 法隆寺
奈良旅行二日目。奈良交通の定期観光バスツアーで斑鳩と西の京周辺を観光。定期観光バスは便利ですね。おすすめ。
元々は聖徳太子の斑鳩の宮があった地で、太子没後一族(上宮王家)が曽我入鹿に滅ぼされるなど、どろどろとした歴史の攻防があった場所でもあるが、現在はひなびた雰囲気の観光地である。 五重塔と金堂の西院伽藍(4枚目の写真)は現存する世界最古の木造建築物。創建当初の建物は焼失して再建されたものらしいが、それでも7世紀後半の建築である。よくぞ残ったと感心するばかり
何となくふくらんだ柱がギリシャ風。
大宝蔵院には有名な百済観音を始めとした国宝や重要文化財の数々が展示されている。
百済観音は1997年にフランスのルーブル美術館に出張して特別展示をされているという、スーパースター級の仏像である。代わりに日本へやってきたのがドラクロワの『民衆を導く自由の女神』(歴史の教科書でおなじみの絵)だった。
ここ一ヶ月ほどバイクでお出かけしていなくて、このまま梅雨に入って夏まで乗らずじまいか(泣)と思っていたが、運良く週末晴れて、用事もなく体調もまずまずだったので、日光方面へツーリング。
最近慢性的にお疲れ気味なので(というか、デフォルトになりつつあるが…)体力のことを考えて、日光IC→霧降高原大笹牧場→県道14号→鹿沼ICという300kmくらいのコース、約7時間。
梅雨の合間ということもあり、道も観光地もさほど混んではいなかった。
300kmくらい走って、午後3時くらいまでに帰宅するパターンは、渋滞に巻き込まれなくて済むし、身体が楽だ。問題点は夏だと炎天下の中で南下することか…
奈良公園の鹿
旅行前は、奈良公園のどこへ行けば鹿に会えるのか良くわからなかった。ガイドブックにも詳しくは書いてなかったし・・・
しかし心配は不要だった。奈良公園の至る所に鹿はいた。もちろん、密度は各所で違うが。一番数が多いと思われたのは、やはり東大寺の南大門前。特に鹿せんべい売り場にはよく集まっている。
奈良公園の鹿は一応「野生」ということらしいが、ここまで人になれていると、はたして「野生」と言い切っていいものなのかと、つい考えてしまう。
興福寺
東大寺、春日大社と続く「奈良公園3名所巡り」、次は興福寺。興福寺は明治初期の廃仏毀釈のあおりを受けて一時期荒廃し、伽藍がなくて奈良公園の一部と化してしまっている(悲)近年徐々に往年の姿を取り戻すべくいろいろと再建計画があるようだ。
興福寺といえば、多数の国宝を含む文化財の数々。なかでも「阿修羅像」は日本の仏像彫刻きってのスーパースター。2009年には東京の国立博物館に他の八部衆や仏像と共に出張された。平日仕事を休んで観にいったにもかかわらず、すごい人出だった記憶がある。興福寺の国宝館も2009年の国立博物館ほどではないが、けっこうは人出である。(当然、撮影禁止なので、仏像の写真は一切ありません)
写真を整理しているうちに「この五重塔、どこの寺のだっけ?」というくらいに塔があちこちにある奈良であるが、これは興福寺の五重塔 (のはず)。
春日大社
東大寺と同じく奈良公園内の敷地にある、藤原氏の氏神を祭る神社。今回の旅行で神社の訪問は、意外にもここだけであった。奈良というと、やはり仏教色の方が勝るのか。
かはく特別展「グレートジャーニー 人類の旅」&企画展「江戸人展」
「グレートジャーニー 人類の旅」は2013年6月9日まで、国立科学博物館(上野)で開催中。
※観に行ったのは半月ぐらい前で、下書きのまま放置していた。

人類の”出アフリカ6万年の旅”を追った、というより探検家関野吉晴さんの冒険旅の記録。フジテレビのテレビ番組でもあったらしいが、わたしは知らなかった。

入り口すぐの展示。アフリカはタンザニアにあるアファール猿人の足跡。人類最古の足跡。これをもとにアファール猿人の親子三人を再現した展示が最後にあった。
展示は関野さんのアフリカ、南米、シベリア、モンゴル等昔ながらの暮らしを守っている(中にはグレートジャーニーの頃と変わらんのではないのかと思われるほど)人々との交流や探訪の記録。

↑エコ・ナチュラル好きな人が喜びそうな100%天然素材染料の数々。

動物愛護団体の人が予備知識なしで見たら真っ青になりそうな毛皮の衣服(^^)


アフリカ、南米、シベリア、モンゴルなどグレートジャーニールート上で暮らしている方々の住居を不動産広告形式で紹介している。ほとんどがファミリータイプのワンルームか1DK(^^)
正直な感想、冒険・探検はとてもマネできないし、このような生活にはもう戻れない、と思った。ずいぶん遠くまで来てしまった。

こちらは江戸時代の日本人の顔はどんなだったの?という力の入った企画展。常設展のチケットで見れるので、おすすめ。

江戸時代、身分によって顔つきが違っていたのね〜ということを実感。縄文・弥生という区別ではないんだけど。庶民の方があごの骨がしっかりしている感が強い。埋葬された骨で生きていた当時の健康状態がわかり、どんな病気だったのかもわかるとか。なるほど。
東大寺 奈良の大仏
今回の旅行は、両親を連れての旅ということもあり、効率良く楽にまわることを優先して、奈良交通の定期観光バスを利用した。
半日コース「奈良公園三名所巡り」の最初の訪問地は東大寺。言うまでもない、奈良最大の観光名所。ここが一番外国人観光客が多かった。
戦禍で何度か焼かれ、大仏さまのお身体で奈良時代のものは蓮の台座だけだとか…
大仏殿も江戸時代の再建。野ざらしになっていた時代もあったとかて、創建当時と多少の違いはあっても、このような形で残っていることはとてもありがたいことである。
一番下の写真は創建当時を再現した模型。
今回の旅行で、東京ー京都間は東海道新幹線を利用したのだが、たまにしか乗らないせいか、珍しさも手伝って、改めてそのすごさとすばらしさに感動。
朝の東京駅や夕方の京都駅では出発間隔が3〜5分間隔と、まるで山の手線並み。もちろん、時刻は正確である。
車両はN700系。窓側の席の足元には電源コンセント付き。無線LANもあったが、わたしのau iPhone4Sでは接続がイマイチだった。
座席はゆったりしていて、心地よい。車両が新しくてきれい。
日本が世界に誇る高速鉄道の真髄をみた。日本を旅するなら新幹線。うちからだと、西へは広島までなら、東なら青森までなら新幹線がいい。